第6話:撮影会でうまく写真を撮るために何をする?

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「うーん…」カメ吉はパソコンで自分が撮影したモデルの写真を眺めている。


「どうしたんだ?深刻そうな顔をして」モテカメが尋ねる。


「写真がうまくなるにはどうしたらいいのか悩んでいるんだよ。SNSで他の写真を見るとなんだか自分の写真がつまらなく見えてしまう…」


「いい心がけだな。一番はそういう意識を持って写真をたくさん撮ることだな。自分で考えて工夫することでいい写真は増えていくぞ。」


「でも、モデルさんの写真を撮る時間は限られているからたくさんは撮れないよ。外で景色でも撮ればいいのかな?」


「それはちょっと違うな。人物を撮るポートレートと風景写真とでは必要なスキルが違ってくる。スポーツで言えば野球とソフトボールみたいな違いだ。それに、風景写真をとってもテンションは上がらないだろ。お前は。」


「え、じゃあ一体どうすれば…」


モテカメは部屋を見回した。「しかしお前の棚は物が溢れかえっているな、フィギュアにプラモデル、漫画本にゲーム。…よし、お前にピッタリな写真スキルアップの方法を教えてやる。」


「ありがとうございます、モテカメ様。ぜひ私にお教えください。」


「この棚にあるもの全部、メルカリで売れ。」


「は!? 何それ!?」


「メルカリで物が売れるために大切な要素。それは『写真』だ。売るため、それも高く売るためにはどういう場所に物を置いて、どういう距離、アングルで撮るか、どこが確認できれば購入者が安心するかを真剣に考えるようになる。いわゆる『ブツ撮り』というもので、一つの被写体に対してあれこれ考えることはポートレートにも応用できる。それにお金のためなら真剣に取り組めるだろ。」


「なるほど……!」


「そして、物が売れたらメルカリで写真集を買って見ろ。そしてすぐ売れ。同じ位の値段で売れたら差額は数百円だ。余裕のある範囲で買って売ってを繰り返す。」


「え、なんでそんなことをするのさ。SNSで写真はたくさん見られるよ。」


「確かにSNSにはたくさんの写真がある。しかし、インスタグラムで見つけたきれいだなと思える写真、一体どうやって作っているかわからんぞ。最近はAI技術やスマホアプリが発達して、映えのためなら何でもやっている節がある。おまえ、Xで間違えてAIを本物の女性だと思ってフォローしてたろ。」


「う、そこまで見られていたのか…」


「SNSと違い、写真集はプロのカメラマンやスタイリストがライティング、構図、衣装やヘアスタイルまで整えたうで、商業として成り立つような写真を撮っている。そうしてできた写真をいわば、AIのディープラーニング方式でどんどん自分に取り込んでいくんだ。そうすればいい写真が撮れるようになるための近道になるぞ。」

✅ 写真が上達するための現実的ステップまとめ

「撮影会でいい写真を撮れるようになりたい」——まずはその気持ちがあれば大丈夫。大切なのは“自分で考え、工夫する”ことです。

以下のステップを意識して行動すれば、写真の腕は確実に上達します。

1. メルカリでブツ撮りを経験せよ

  • 目的は「売るための写真」。=“魅せる”スキルが身につく
  • 背景、物の置き場所、光の調整を自分で考え、試行錯誤できる
  • 成果が目に見えるので続けやすい

2. メルカリで写真集を買って、見て、売れ

  • 写真集はプロのカメラマンが「金になる写真」を詰め込んだ宝庫
  • 構図、ライティング、表情などを研究する
  • 買ってもまた売ればいいので、コスパ良く学べる

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