「よし、これをわすれないようにカメラのそばに置いて…と。」
カメ吉は紙袋をテーブルに置いた。モテカメはめずらしそうに眺めている。
「随分楽しそうだな。一体なんだそれは？」
「地元で有名なおまんじゅう！誰がもらっても甘いものは嬉しいよね。明日の撮影会でお土産で渡そうと思ってるんだ。」
「おまえ……真剣に言ってるか？」
「え？ 喜ばれると思ってるんだけど……」
「お前な、モデルさんは真剣に取り組んでいる人ほど、体型維持のためにカロリー管理を徹底しているもんだぞ。」
「そ、そうなんだ……」
「もらったら笑顔では受け取ってくれるだろうよ。でも内心『また甘いものか……』って思ってるかもしれない。もらったお土産の写真をSNSにアップしているモデルさんがいるだろ？あれは写真だけ撮って、あとはスタッフが美味しくいただきました。のパターンになることも多い。食べてもらいたいものを、SNSの写真のネタで終わる。それがお前の望んでいることか？」
「う……じゃあ何を持っていけばいいの？」
モテカメは静かに言った。
「お前が撮った写真を、厳選してプリントしろ。そして手紙を添えるんだ。」
「えっ、写真と手紙だって！？そんなのたいしてお金もかからないし、しょぼくない？」
「お金はかからないが、時間をかけて作り上げろ。それは自分にしか作れないオンリーワンの贈り物だ。そういったものに気持ちを込めれば込めるほど、一番相手に伝わるものだ。」
「……わかった。甘いものじゃなくて、気持ちを込めた写真と手紙だね。」
「そうだ。応援する気持ちはカロリーゼロだが、モデルの心を満たす最高の栄養素なんだよ。
手紙もしっかり丁寧な文字で書くと良い。Youtubeで「文字 書き方」と検索すればいくらでも練習できる。そして万年筆でも一本もっていれば、味のある文字で気持ちを伝えられるのでおすすめだ。」
「わかった、やってみるよ。このお菓子はどうしよう？」
「推しの事務所の方や、撮影会のスタッフに直接あげるといい。関係者とも良いつながりを持つようにしたほうが、何かと良いことがあるぞ。」
✅ まとめ：撮影会のお土産は「気持ち」で選べ！
モデルへのお土産に悩んでいるなら、甘いお菓子よりも「写真と手紙」を選ぶべきです。
❌ NGなお土産：甘いお菓子・スイーツ
- モデルは体型維持のためにカロリー管理を徹底していることが多い
- 笑顔で受け取っても、実際には食べられないことも多い
- SNSに載っている「差し入れ写真」は、撮影後にスタッフが美味しくいただきましたというケースも多い
✅ 正解のお土産：自分が撮った写真＋心を込めた手紙
- 自分にしか作れないオンリーワンの贈り物
- 撮影の成果を見せながら、応援の気持ちを形にできる
- 手紙は、丁寧な文字で誠意を伝えるのが大切
→ YouTubeで「文字の書き方」を学ぶのもおすすめ
→ 万年筆を使えば、より味のある文字が書ける
💡 ワンポイントアドバイス
- お菓子などのお土産はスタッフや事務所の方へ渡すと良好な関係が築けて◎
- 撮影会はモデルだけでなく、運営スタッフとの信頼関係も大切
コメント